iPhoneをバックアップしないとどうなるか
■iPhoneなどでバックアップしない人の末路
スマートフォンが登場した2010年頃は、完全なバックアップを取るためにパソコンが必須でした。
実際、私自身もパソコン版のiTunesを使ってiPhoneのバックアップを取っていたものです。
しかし、近年はiCloudの容量が十分に大きくなり、パソコンを使わなくてもiPhoneとインターネット接続環境があれば完全なバックアップを取れるようになっています。
しかも、iPhoneの工場出荷時の設定では、iCloudを利用する前提になっているので、通常は特に何も考えずに設定すれば、iCloudにiPhoneのバックアップが取られています。
しかし、あえてiCloudを利用せず、パソコンでバックアップも取っていない状態でiPhoneを壊したり、水没させたりするとどうなるのでしょうか。
簡単にまとめると、iPhoneを壊す前に入れていたアプリや設定を取り戻すことができなくなるので、すべて最初からやり直しになってしまいます。
会社から端末を貸与されている方の場合は、設定のやり直しだけでなく、始末書を書かざるを得ないかもしれません。
近年のiPhoneはストレージが128GB~と大容量になっています。
目安として、容量を特に消費する写真・動画・音楽・ゲームアプリであっても下記くらいの規模ですので、アプリ1本のみで膨大なストレージ容量を全て消費するケースは少ないでしょう。
- 写真・動画:5GB~
- 音楽:10GB~
- ゲームアプリ:2~3GB/本
また、通常スマートフォンアプリは用途に合わせて複数使うのが基本のため、どんなに少なくても5個くらいはアプリが入っているのではないでしょうか。
複数のアプリの設定を全て覚えて手人力で再現するのは難しいでしょうし、連絡先を全て覚えることも現実的とはいい難いでしょう。
バックアップを取らないことによるこのような手間は、デバイスを壊した時だけではなく、新しい機種に買い替えた(機種変更)時にも同じようにかかります。
つまり、iPhoneをバックアップしない人の末路とは「トラブルがあるたびに時間を無駄にしてしまう」ということなのです。
わたしは、ワイモバに変えましたがiPhoneのバックアップはiTunes(アイチューン)を使用してパソコンに行っていました、復元は簡単に行えました
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■iCloudによるクラウドバックアップがあれば約30分で復元可能
しかし、iCloudなどのクラウドバックアップを実行さえしておけば、水没したり機種変更したりしても、ものの30分程度で今までの設定を新しい端末に引き継げます。
携帯電話の時代から、機種変更時の作業はデータ転送や設定のやり直しなどで1日くらいかかるのが当たり前でした。
しかし、iCloudを使って30分で全て終わってしまった時には、いい意味で拍子抜けしたものです。
「個人情報を渡したくない」などの個人的な考えもあるかと思います。
しかし、iCloudなどのクラウドサービスには上記のメリットがあります。
特に、機種変更の予定がない時でも、異なるOS(WindowsとiOSのスマートフォン)間で撮影した写真や動画、ファイルをスムーズにやり取りできたりチェックできたりするのは、クラウドストレージを活用する大きなメリットといえるのではないでしょうか。
■おすすめのiPhoneストレージ設定
なお、iPhoneストレージ容量を上手に活用するためのお勧め設定として、「非使用のAppを取り除く」というものがあります。
これは、アプリの使用頻度を検知して、ほとんど使わないアプリ本体のデータのみを取り除いてくれるというオプションです。
再度インストールすればセーブデータなどを復元して利用できるので、iPhoneストレージを有効活用できます。
スマートフォンを使えば使うほどアプリの数が増えていき「これ、何のためにダウンロードしたのだろう?」と考え込んでしまうこともあるのではないでしょうか。
これらを適宜整理してくれるのも、クラウド管理が前提になっていることのメリットです。
アプリ以外でも、音楽や映画も同様に、クラウドストレージを活用してストレージ容量を減らすことができます。
iPhoneでゲームを多く遊んだり、動画を撮影したりする方の場合はストレージ管理の手間の方が大きくなってしまうので、ストレージ容量が大きいモデルが必要になってきますが、そうでない場合は大容量のストレージ容量の必要性は低いです。
ストレージ容量を抑えられるほどiPhoneの本体価格は安くなりますので、ご自身の用途も踏まえて選ぶのがお勧めです。
今回はiPhoneのバックアップを取らないことのリスクを改めてご説明したうえで、おすすめの管理法なども紹介しました。
ぜひ、参考にしてみてください。
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